情報セキュリティについて

情報セキュリティの必要性

インターネットの普及に伴い、企業内部のネットワークのみならず、その技術を広く活用し、世界中のあらゆる企業間において、様々なビジネスが行われるようになって来ている。そのような中、日本における電子犯罪も急激に増加し、法的整備の遅れもあいまって、情報漏洩、情報売買、プライバシー侵害、不正アクセス、情報改ざん、ウイルス被害等々が日常茶飯事と化している。 このような電子犯罪行為を行なう人物像は、十代から四十代に集中し、若年層の価値観の変化や社会常識、倫理観の欠如、更には会社や上司に対する不満の増加等が主たる原因で、犯罪意識のない行為や、金銭目当ての犯罪行為、愉快犯行等が増加の一途をたどっている。

このような急激な環境変化の中で、日本の企業でも、情報セキュリティに関する危機意識が高まりつつあり、安全神話からの脱却を迫られている。 そのため、情報セキュリティに対する投資も増加しており、21世紀には急速にその必要性に迫られている。特にその中で、暗号化によるデータ保護機能は、最も効果的な手段であると評価されている。 スマートフォンやタブレット端末などのモバイル機器の圧倒的な普及で、個人のプライバシーをはじめとした情報漏えいの現状に緊急に対処する必要が社会の要請にもなっている。